韓国 全谷邑「隠垈初等学校」を訪問して

               


                                       平成17年10月 3日  No 7
                                 
                                                           
                                                 校長 布川 治夫



  今夏、第8回加治川・韓国全谷邑相互交流事業で、8月19日から22日まで韓国全谷邑を訪問してきました。
 全谷邑にある隠垈(ウンデ)初等学校を訪問し、保護者や地域住民と連携した学校運営や「特性教育」という先進的な取組で特色ある学校運営を実践されている様子を視察することが出来ました。訪問の一部をお知らせいたします。
 隠垈初等学校は、日本の研究指定校、あるいは教育特区としての実践校のような独自の教育プログラムで、児童の特性・能力を養うことに重点を置いた学校として、地域と連携した学校として、全谷邑の学校教育をリードしている学校でありました。


<隠垈初等学校の特色>
(1)学校と保護者・地域との連携
  〜地域の強力なバックアップで支援されている学校〜
 ・年2回の運動会や文化祭等の活動で保護者や地域との結びつきを強化している学  校。(訪問した席でも振興会長さんが自信を持って自分たちの活動を語っていた。)
・「サムルノリ」(民族楽器演奏)の文化伝承保存のため地域の力が発揮されている学校。(保護者・地域のおじいちゃんおばあちゃんが一緒に踊り、伝承していた。)
   「これは中川小学校と同じだなあ…」と感じました。地元発信型の教育でした。
(2)個の能力を伸ばす「特性教育」の実施
  〜魅力ある教育プログラムで児童数の増加に成功した学校〜
 韓国では児童数100人を切ると、統廃合の危機があるとも聞きました。隠垈初等学校も少子化傾向の中で、3年前の児童数は90名となりました。そこで、児童に特別な能力の養成を目指した「特性教育」の研究校として、道・郡とも共同で新しい教育実践に取り組みました。その結果、現在児童数は131名に増加しています。
・朝の0時間(8:30〜9:00)授業の実施
理解の遅い子への補習授業、英才班の特別教育
・ゴルフ、水泳、剣道、英語、中国語、PC、絵
など能力養成授業の実施
・外国人講師を招聘した英語教育の実施

☆学校にあるゴルフ練習場で授業↑ 
 (中川小でも小規模校のよさを発揮して、どんどん挑戦したいと思いました。)
 韓国も日本と同様に、少子化や経済不況の中で、学校の統廃合や教員の働く場が不足するという問題を抱えている現状があります。そんな中で特色ある学校運営で学校の生き残りをかけて取り組んでいました。また、日本と同様に、国の未来を託す子供達の教育に知恵と力を出して真剣に取り組んでいる姿を学ぶことが出来ました。
 貴重な韓国全谷邑交流訪問をさせていただきました。ありがとうございました。

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