お父さん、お母さん、今こそ出番ですよ!

子供の
知恵袋がしぼんでいないか?
               


                                       平成17年12月 1日  No 9
                                                                  
                                                 校長 布川 治夫
 
 飯豊の山も白くなり、いよいよ冬本番の師走となりました。子供たちは、二学期も残り一月(授業日は16日間)となり、学習のまとめと冬休みに向けた準備で充実した学校生活を過ごしています。

 さて、先日「温故知新」という言葉を目にしました。今さら説明も不要なことですが、私達が今のことやこれからのことを考えるとき、先人がどんなに苦心し努力してきたか、その歴史をよく知って、それに照らして考えていくことが大切になってきます。歴史の中には、これからの社会にとっても、子育てや教育にとっても、あるいは個人の成長にとっても、手本になる大切な ”宝”がつまっています。私達は先人が教えるその”宝”を学んでいくことが大切だと思います。

 小学校期の子供たちにとって、人生の先輩であるおじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんには、これまでの豊かな人生経験・生活経験を通して手に入れた”宝物”としての”知恵”をたくさん持っておられると思います。その知恵が子供たちに伝わっているでしょうか。子供たち(若い世代の大人もそうですが)の知恵袋がしぼんでいないでしょうか?子供たちの知恵袋を豊かに膨らませるために、おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんの知恵袋から少しずつ知恵のおすそ分けをしていくことは、とても意義あることだと思います。

 世代間の知恵のやりとりを通して、互いに思いやり、言葉を交わし、コミュニケーションが増します。家族や地域の中での知恵の伝達を通した心のキャッチボールは、子供たちの成長に大いに役立つと思います。子供に遠慮せず、身近な大人が大いに出しゃばってみてはいかがでしょうか。

◆宮坂啓象(元新発田市収入役)氏の『知性は人間力』より
 …「人間力」とは、”してはお終いのことはしない能力”であり、
         ”しなければお終いのことはする能力”である。…

 親から子へ、祖父母から孫へ、地域の大人から地域の宝である子供たちへ、子供たちの「人間力」を高める”知恵”をこれからも伝えてほしいと願っています。

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